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The hunt for Blue October
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（１１月２日 更新）
９９年１０月３１日（日）
昼、付けてたＴＶ・12chで、ＣＦ割り込み放題だが「イーストウィックの魔女たち」をぼーっと。悪魔と云えども生身の男（おかしいか、これ？）、哀れなものである（主演ジャック・ニコルソン）。
１０月３０日（土）
例の美容師さんとどうにもタイミングが合わず、しかたなしに武蔵小杉で髪をcuｔ。
１０月２９日（金）
朝ＴＶのＣＤチャート。９８年１２月２４日付けのこの日誌の記述を訂正する。あのテンポのノリで大ブレイク、次々とｔｏｐ１だ。しかし、ライブに行ったらほとんど１０代の女の子だからウクだろうな～。そんときゃ、音楽関係のプレスの振りをすべく写真部から「報道」の腕章を借りて行こう。夜、２時過ぎまで某氏と謀議、だが倒幕の密勅はいまだ得られず。（今度は維新物だ）
１０月２８日（木）
終電のスカ線が信号故障で止まる。もうあまり多くを述べることはしない。ただ、合理化もいいけど、確実な輸送はちゃんと確保してくれ。
１０月２７日（水）
『編集室の床に落ちた顔』（キャメロン・マケイブ著）を読了。どのくらいの面白さかというと、アウレリャーノ・ブエンディーア大佐の子孫がイグアナの子を産んだとき以来の面白さ。版元は国書刊行会。（注）
１０月２６日（火）
今日はいい天気。第３テーゼを正式に提案する。ホワイトボードにしろ、ｗｅｂのホームにしろ、「歳の順はやめろ」。まったくLadyの歳が分かるなんて、失礼しちゃうわ（いきなりオカマと化す）。出来ればアルファベット順ないしは５０音順の降順が望ましい。異議なければ、１１月１日を期して３部のボードを強制執行する。（←誰も読んでないのに公示扱い＝わがまま）
１０月２５日（月）
早起きをマネしたが、結局９時１０分前にしかならない。（食べて×さないと家を出られない人なのだ） 昼休みまで潰した（潰された）長時間ミーティングは彼のペースで、言う暇がなかったが、決定してから、なんで今ごろこんな段取りせなあかんのか、明らかに手順前後（←将棋囲碁用語で似たような手順だが前後するとまったく勝敗が逆転することもあって強く戒めらている）。既に敗着は指されたのか。
１０月２４日（日）
今後に備え、秋冬物を調達する。＠赤字の横浜そごう､超割り引きで支援になっていないのは相変わらずである。（01.12注 そごうはグループとしてはトンだが、横浜単体では黒字だった）
本屋でＴＶ週刊誌を立ち読み。Ⅴが既にハイビジョンでスタートしていた。ＢＳの次はハイビジョンでボロうという魂胆ミエミエ。えーかげんにせーよ、皆様のＮＨＫ。なんで来春まで待たなければならんのだ。だいたいそのハイビジョンも世界標準から取り残されつつあるのに、あくまで独自技術にこだわる偏狭さ。完ドメ（＝完全ドメスティック）の役所根性もしくは旧帝国陸軍気風まる出しだ。んで、肝心のⅤだが、既にｗｅｂでご存知の方もいるでしょうが、創立以来のレギュラー某と美●の某がいなくなる。このごろその凶暴性に憧れているＭとＣａｒｏｌがいなくなったら、たぶんもう見ないだろう。（その後、ハイビジョンで見ると、手術場面の鮮血がよりリアルに、笑窪にみえるＣａｒｏｌのあばたもよりはっきり見えます、との指摘あり。んなこと意味あるかっ）
１０月２３日（土）
考え違いに気付く。何とかしてもらうんじゃなくて、俺が何とかするのだ。
１０月２２日（金）
実際、エレベータホールの椅子で灰皿と格闘する。 それとは別に、へこんでいたのを、何とかしてもらう。
１０月２１日（木）
やってられんので篭もる。
１０月２０日（水）
あーっと、これは反則です。やった本人も分かっています。自らレフリーの方へ謝りながら歩いていきます。今日の主審はクロアチアのＳノビッチさんです。今、イエローカードが、いやっ、レッドです。一●退場。Ladyがまだ職場に残っているのに、健康診断で血を４本×××の「本」を「●」と言い換えたのはあまりにオヤジで悪質と取られました。ほとんど役に立たなくても、今後は１人減で戦わなくてはなりません。でも、その場でsuspendedにならなくて、Night
Shift Ⅴ。（ただしhalf）
１０月１９日（土）
うそ。残念ながらまだ火曜日。
１０月１８日（月）
１．
「もしもし、ひとみさん？」また電話が架かってきた。時刻も同じ月曜になったばかりの深夜。でも今度は携帯じゃなくて線のつながっている方だ。鸚鵡返しに問い返す。「もしもし、亀よ、亀さんよ」「…………」「また、週の初めから物語を始めようとしていますね」「…………、……」 とまどう様子。沈黙が続き、やがて耳をそば立てる気配がする。そこに思い切って尋ねてみた。「あなたは浦島を知っていますか？」
「ウラシマアァ？」上がる語尾に怒気が含まれ、いきなり彼にとっての禁句にヒットしてしまったようだ。しかし、構わず話を進める。貴重な情報は何人たりとも汎く知らしめるのが私の美徳である。「いえ、うらしま、です。そんなに語尾を上げてはいけない。『浦島の法則』の浦島です。晴海にあるホテル浦島が満室の時は、都内のホテルはすべてふさがっている、と云う非常に有益な法則です。オークンの法則に先立つ10年前に発見され、普遍的な真理を表しているのに、皆さんほとんどご存知ないのが嘆かわしい。まあ、この場合、当てはまるのはちゃんとしたホテルのことで、アベックがしけ込むような所は知りませんがね」 禁句の話を聞き続ける男。
「いまや幕張にお株を奪われた感がある晴海ですが、それでも『全国珍犬駄犬博覧会』とか『国際耐火煉瓦商品見本市』とか人気の高い催し物があるときは、場末とは云え近さゆえホテル浦島も満室なのに、都内はガラガラといった例外はあります。でも、そうした異常時を除けばこの『浦島の法則』の適合率はほぼ１００％と言ってよいでしょう。あなたの物語がこれからどう始まり、ひとみさんとどんな一夜をお過ごしになるのかは、私の知るところではありませんが、東京に住まい暮らすうえで、欠かさざるを得ない大事な法則なのです」「ガチャッ」
向こうから架けて来といて勝手に切りやがった。まだ話は終わっていないのに。もうひとつの重要な例外を知らなければこの法則は全くの無に帰してしまうのだ。近くのグラウンドでサッカーの試合――レベルはまったくのペケなのだが格好だけはアズーリのチームの試合――、がある前日、ユニフォームが似ているせいで勘違いしたイタリア人が大挙して押し掛け、やはりホテル浦島が満室になってしまうのだった。女性に声を掛けなければ非礼に当たると信じて疑わない彼らイタリア人たちが周囲に溢れ出し、混乱は『珍犬駄犬』や『耐火煉瓦』のときと比べ物にならない。ひとみさんの××だって危機に陥るかもしれないのだ。
そこで受話器に身をよじって潜り込み、電話線を伝わって彼のところまで逆探知を仕掛けた。渡創世著『呑んで食べるダイエット』のプログラムはまだ途中なのだがすでにフェーズⅠまで進んでいたおかげで思ったより上手く体をねじり込むことが出来た。
向こう側の受話器から這い出ると、４畳半を想像していた私の意に相違して３０坪はあろうかという宏壮なマンションのリビングだった。だが、人の気配はない。物語の男の住まいは本当にここなのか。人が立ち去った気配もない。リビングを渡りきって廊下に出ると左右に２つずつ４つの扉が並んでいた。１つずつ順番に押してみるが、どれもしっかり鍵が掛かっている。だが、あのダイエットをやっていたのを思い出して、あてずっぽうに右奥の扉の鍵穴から中に忍び込む。これも渡創世著『タバコを喫って呑んで食べるダイエット』のおかげである。
入った部屋は男の書斎らしかった。ここもリビングほどではないが広い。手前の壁には作り付けの本棚がしつらえてあって天井まで本が並んでいる。だが、背文字は見たことのない文字で記されていて書名を知ることは出来なかった。左手の大きく穿たれた窓に面して机が置いてある。「もうひとつの例外」についてメモを残そうと近づくと、その上には書き掛けの便箋があった。人の手紙を覗く悪趣味はないが、つい目が行ってしまった。便箋にはこうあった。「変しい、変しい、ひとみ様」
２．
（つづける？）
１０月１７日（日）
くたばる。その後、娘と行った本屋で、Ｈ２第32巻は明日発売だ。
１０月１６日（土）
Night Shift Ⅳ.おみやげはカレンダー（日本版）。
１０月１５日（金）
××とはこのことだろうと思う。それとは関係なく、Ｔ．Ｍ氏とＣ．Ｙ氏とでパスタ屋。
１０月１４日（木）
足を刺されりゃ そりゃ痛えっす…、を久びに見る。このときだけは英語ができなくて良かったとしみじみ思う。（♪ I see your sister in her Sunday dress. 最近は相当レベルが落ちたらしいが。It's so
easy. ←おれのことだ。でもガンズ）
１０月１３日（水）
呼び出しを食う。任侠の道を外さないため、折れる。
１０月１２日（火）
ラウンジと格闘する医師と化すことを夢見る。
１０月１１日（月）
…………………。＾２（←２乗） 先月からとらわれているある想念が強くなる。
１０月１０日（日）
………………。
１０月９日（土）
ブツを入手する。Ｎight Shift Ⅲ｡
１０月８日（金）
ヤンキー化ないしは横山やすし化を夢見る。
１０月７日（木）
去年に続きThanx a lot.でも、Ｎight
Shift Ⅱ｡
１０月６日（水）
やはり４代続くと公家になる。
１０月５日（火）
Thanx a lot｡
１０月４日（月）
叙景することなく続く地下道を通り抜けると昨日と同じ場所に坐っていた。
１０月３日（日）
案の定降り出した雨のせいで冷え込み始めた。
１０月２日（土）
丸テーブルの席に坐ると大きな１枚硝子の窓越しに球場のある公園が見える。もう10月だと云うのにまだ夏の暑さは続いているが、空は高い。開け放たれた入り口の扉から風が吹き込む。心地よいその風が公園の高い樹々を揺さぶる。根元でダンスの振りを付けている人々がいて、ぴたりと〝決め〟がはまる。たぶんアップな曲なのだろうけど、店に流れるのは静かなBossaなのでそれはマイムにしか見えない。
９９年１０月１日（金）
Ｎight Shift｡
「脚注、後講釈、解説、言い訳、蛇足、おまけ」 ばかりの人生だった。
10月２７日 国書刊行会。群書類従は勘違いだったが、とにかく「国書」と云うくらいだから、日本の古典や太平洋戦争の戦史物が表看板らしいが、むしろ〝余技〟がすごい。「ラテンアメリカ文学叢書」はその後のブームの火付け役（入社して給料貰えるようになって、しかも割り引きで揃えられたのは嬉しかった）。聖クなんとかかんとか全集とか魔術物も出していて、大きな書店のオカルトコーナーに並べられている。今回は「世界探偵小説全集」だが、よくまあ６０年前に書かれたまま忘れられていた作家のこんな面白い物を掘り出してきたものだ。恐るべし、国書刊行会。この出版社の正体を知る方は、ご教示ください。
その後情報提供者あり。（お読みいただいているのは君だけではなかったようだ）上記でてきとーに書いたが、それは「リクル・リクル神話大系」らしいとのこと。氏は魔法系の版元だと思っていたそうだ。ご指摘で、やはり国書刊行会が出したセリーヌ全集の一部を積んだままにしてあるのを思い出す。さらなる情報をよろしく。
さらにその後、国書とは本居宣長だと判明。う～ん。