A man on
the booze．
休筆～2001年８月のあるおめでたい日～９月
（１０月２日 更新）
２００１／９／３０日 何もないならまだよいほうだ。
９／２９土 ……。実際何もないのだな、休みは。いっそのこと土日祝祭日は日誌を閉店にするか。
９／２８金 とある高名な作家（近辺では）に出したファンレターの返事のメールが来ていた。氏の煽りに乗ってイントラを抜け出すか、この日誌も。（たぶん視聴率ゼロ） 夜、説明会でずっと隣に座って文句、じゃなかった評論を言い合ったＩ女史の夫君と中華屋へ。辿り着く道中の八重洲仲通りは、不況もテロもものかは、給料日後の金曜日だけあって人でごった返していた。すごいぞ、リーマンパワー、ここぞとばかり爆発だ！（月いち？）。夫君からは「あんまりうちのと馴れ馴れしくしてんじゃね～よ」という話が出た訳ではもちろんなく、デフレとか小泉政権＋経済政策とか（意外に真面目ってことはないよね）。氏は遠距離かつきちんと帰宅するため、俺も終電前で帰れた。こういう人は助かる。
９／２７木 帰りに「Ｓ州屋」でＹ．Ｔ氏と。氏も昨日遅かったとのことで、はやめに切り上げる。
９／２６水 ポットラックするものを用意してなかったので見合わせていたら、構わないとのお声がかかり、ありがたく参加させていただく。すっぽんに対抗するのは椰子の実を採る猿になりそうな情勢。２次会は地下の「Ｕ」、３次が表通りの「Ｒ市」で、また午前帰り（西大井経由）。
９／２５火 校了前の約束のうちのひとつでも実行できて良かった良かった（空手形連発＝「終わったら呑みに行きましょう」＝アル中の常套句）。人間であるところの、Ｒeuters・Ｓ氏と元名closerのＹor氏で（しかしＳとＹは多いね）、八重洲の「Ｉ」にて焼酎２本、２次会は「Ａ’ｓバー」で。乗った終電は蒲田止まり。
９／２４月 「うるさい日本の団地の私」 各戸にあるインターホン兼用の構内放送端末から管理センター発の放送が流れてくる。いわく、ごみは何時から捨てろ、ニューメディア・アンケートは本日まで。今日のところはこの２つで済んだが、のべつまくなしで、生ゴミ以外は出すな、今日はクリーンアップ作戦の日です、敬老会が始まるので申し込んだ人は早く来い（←子供じゃあるまいし）、婦人会の講演会があるので奮ってご参加を……、と来た日もあった。自意識過剰で上がりつつ、または、さも善行を行っているかのように上気しながら、地域各組織の人々が入れ替わり立ち代わり放送する。終わったかと思ったらご丁寧に「繰り返します」と復唱までしやがる。端末にはＯＦＦのスイッチが付いていないのは「災害緊急用」のためだろう。命にかかわること以外は放送しないのが常識だと思うのはやはりマイノリティなのか。ったく、土足で人ん家に上がって来るとはこのことだ。プライバシー無視しても地域のためだとか勝手に盛り上がらないでほしい。そのうち、防犯のためテロにはみんなで気をつけましょう、後方支援のみなさんを励ましましょう、とか言い出すんじゃないだろうな。
（９／２８補足 社内放送があったからと言ってこれを書いたのではありません）
９／２３日 ２日続けてはそうはいかず、たばことクリーニング代を遣った。でも、原則はこもり。本。
９／２２土 秋晴れだが、医者もさぼり終日こもる。本。一銭も遣わず。
９／２１金 誰にも相手にされなくなったアル中のおじさんは、とうとう猫と犬相手に焼き鳥屋で一杯やるようになりました。
（いつもは外にいるその店のミャオと、散歩がてら外売りの焼き鳥を主人にもらうゴールデンが、雨降りのため店の中に入ってきただけなんだけど、猫と犬がいるカウンターで酒呑むってのは、やっぱちょっと可笑しかった）
９／２０木 「うるさい日本の私」。ＪＲの車内放送もそうだが、東京駅地下街のあの「音楽」は何とかならないのか。耳の悪い俺が言うのだから間違いなくうるさいと思うのだが、前掲書によれば気にならないのが日本人のマジョリティなのだそうだ。しっかし、イージーリスニングとかＢＧＭとか訳の分からない和製英語（たぶん）でひとまとめにされるあれらの「音」は、聴きたくもないのに聞かされて、かつツクリがチンケ極まりない。いったい何のために流しているのか。
９／１９水 ＡＭ休。ブツを手に入れに銀座に出向く。昨日組織から緊急連絡があったのだが（ここだけの話にしてほしい）、そのブツは来年３月まで日本に入って来ないのだ。既に正規ルートでは品切れ。裏のその筋にブツが残っていないか、ｖｅｓｐａに乗った背の高い探偵やら街の情報屋たちを駆使し、焼き鳥屋に来ていた三下には蹴りを入れてゲロさせ、わずかだが銀座にあるとの情報を得た。尾行されないようにいったん逆方向に向かい、いつもと違うルートで銀座に出る。その店に着き、「さっき電話したIshiですが、Ｔさんはいらっしゃいますか？」と尋ねる。もちろん前もって教えられていた合い言葉である。居もしないＴさんを呼び出す風を装って店員が奥に引っ込んだ。ボスに俺がホンモノかどうか確認しているのに違いない。すると別の店員が出て来た。年かさだが押し出しのあるいい女。これはただの店員ではない。そうか。ここのボスは女だったのだ。「在庫は３本です。何本お入り用ですか？」言葉遣いは丁寧だが、ボス直々の瀬踏みである。ここでオーダーを間違えると、俺は今晩東京湾に浮かぶことになる。１本では商売にならず許してくれまい。かと言って全部買い占めるのは裏筋ながら他の客の恨みを買う。そんなことを一瞬のうちに考えて、緊張しながら言った。「に、に、２本」 「お買い上げありがとうございます」 どうやら試験にはパスしたようだ。裏筋ながらＪＣＢカードが利いたので、それで支払いを済ませ、そそくさと店を出る。手に入れたブツを大事に抱えながら足早に歩きだす。後ろを振り返ってはいけない。いまどきこんなヤバいブツを買いに来るなんて。トウシロのリーマンではあるまい、と、今度は、不審に思った女ボスが俺の素性を知るため誰かにつけさせたかもしれないのだ。２本あれば来年３月までもたせることができる。やった、助かった。だが、その喜びを押し隠し、また尾行を捲くため大回りして、ようやく会社に辿り着いた。
と思ったとたん、「あのブツとは何か」との問い合わせメールが入る。俺の口が堅いかどうか、女ボスが俺の周りでいちばんの美人を使って試しているのだ。（やはり尾行けられて、俺がこの会社に勤めているのが分かってしまったようだ） あやうく教えそうになったが、命が大事。テキトーにごまかして何とか難を逃れたつもりだが…。
９／１８火 昨日ビデオに録っておいたＥＲを見る。第Ⅵシーズンの最終回。冒頭のレギュラー照介からとうとうジュリアナ・マルグリースがいなくなっていた。もういいかな、これ。（俺も昔はダグと呼ばれたもんだが ← 冗談とは言え、全世界のジョージ・クルーニーファンを敵に回している）
９／１７月 早上がり（←今月は累積債務解消のためノー残業月間と勝手に決めている）にして、帰るべくエレベータを降りたとたんＦ．Ｈがいた。待ち伏せされたか（←うそ、偶然）。それで、ほんとーにしょうがなかったのだけれど、久しぶりに千駄木「Ｔ」へ拉致される。他に、Ｋ編集長とＫ副編集長。話題は主に３Ｆ方面で、酒乱の奴、酒呑んで定期を３度落とした奴、あわててアラブ関係の本を読み出す奴、湾岸戦争がどことどこの戦争だったか知らない奴（←ほんと？、いくら若いとは言えこれでjournalist面するとは笑わせやがる）、●●●●を取ったけどやめるらしい奴（結局会社のカネで酒呑んでええカッコしいだったとの評）と、どーしようもないのがぞろぞろ出てきたが、極め付けは、おっさん同士で東北の温泉へ鈍行乗り継いで行った奴（長のＫ氏とＦ）。
９／１６日 大船行。親のところに顔を出し、敬老の日（１日遅れ）ゆえ寿司を奢る。帰りに、腹がいっぱいなのにどうしても食べたくなって川崎を除く東部神奈川名物・サンマー麺も食べてしまう。体重大台再突破。（「サンマー麺」を初めて聞いたＮＯＴ神奈川県人は秋刀魚が載っかっていると思うらしい）
９／１５土 髪をＣＵＴ。当日なのに予約が即とれたのはいいのだが、時間帯が少し早い。待合室の漫画を読むため付いて来るつもりでいる娘に、終わらなければ置いていくと脅しをかけて今日のノルマをやらせる。１時間弱で完了。こやつにこんな集中力があったとは。勉強は口でいちいち言うよりも、ニンジンのほうが効果的だ。
９／１４金 放課後、また自然発生的に、ぎょーさんで「大陸」制覇をしてしまう。
９／１３木 ショックで昨日はＮ２２５が予想通り大台割れ。１７年ぶりとは今日のＮ新聞で知る。今年で２１年目だから入社４年目にまで戻った訳だ。環境厳しき折り給料もそこまで戻りませんように。隣の若人Ｙ．Ｆ氏は物心ついて初めてみる４桁台になる。やはり違和感があるとの由。証券コードと間違わないように注意が必要か？（８０００番台にまでは行くか？）
９／１２水 大事件についてリタイアしたＫ．Ｈさんからメールが来る。内容は９４年にお上り出張でＷＴＣに行ったときの話。たいへん驚いていらした。前回のテロの後で入るときチェックが厳しかったり、全館禁煙のためたくさんの人々が外に屯して喫煙していたことを思い出したが、そのビルが丸ごとなくなってしまうなんて、なんということか。合掌。夜、Ｙ．Ｔ氏（このイニシャル多いな～）と水天宮の「Ｓ新」へ。久しぶり、かつリハビリを兼ねて。
９／１１火 午前半休のつもりだったが、台風１５号上陸のため終日臨時休校とする。鎌倉上陸なんて生まれて初めてだな。稲村あたりから、ボードでも抱えながら陸に上がり、そのまま横須賀線上りに乗って東京着、てなもん。近所の多摩川がまた氾濫。団地の隣の公孫樹の下に銀杏（←好物）が大量に落ちていた。他人に取られないうちに、雨風の中拾いまくる。（２００個もＧＥＴ） 夜、楽しみにしていたビデオをゆっくり見ようと自室のＴＶを付けたらえらい騒ぎだった。
９／１０月 若き師匠Ｓ．Ｔ氏の日記が一気に１カ月半分更新されていた。その中の記述に「あるオランダ・サポの顔がアタマをよぎる。今日は寝込んでいるか、フーリガンと化して暴れているか、あるいは喪服着用で仕事しているか、だな。」とあった。俺のこととは限らないが、俺の場合は、ＦＯＯＴＢＡＬＬってなあに？ ＷＯＲＬＤ ＣＵＰとかって何のこと？という（＝この世にはそんなものは存在しないと思い込む）デフェンス・メカニズムが働いている。（じゃあ、どうしてここに書いてるんだというツッコミは不可）
９／９日 １日家にいるが、休まることはない。
９／８土 順調に進行。だが、夕方は最後の版下部分でモタつき、結構引っ張られた。下版待ちの間、３Ｆ・元４ＦのＴ．Ｍ氏がＤＢ－ＮＥＴを見たいと言うので、進行の端末から見てもらう。俺の日記は「（昔と比べると）なんだかＹ部長のに似てきましたね」との由。音楽は行くのも聴くのもやめたし、原稿はとっくに書いていないし、ＥＲはつまんなくなるし、サッカーはあのざまで、呑む以外はな～んにもしなくなったからな。致し方あるまい。 （Ｙ氏が呑んでばかりとは言っていない。……言ってるか、この書き方じゃ）
帰りに寄った別の地元。茶髪のガキが傍若無人にも大声でケータイ使って女をくどき、いきがってマスターにおごり酒を薦めていた。マスターはうまく断る。俺も本を読んで圧倒的無視。また来るみたいなことを偉そうな態度で言って帰っていったが、マスターに聞くと、入団したての地元の組の三下だとのこと。熱血●～様風教師に出会えなかったのだろう。
９／７金 １日遅れで校正室で３Ｆ系の打ち上げの出前すし、当番ゆえ相伴する。（ローテーションを決めたのは俺だが、この日はいつも３Ｆは外で打ち上がるのが今回はこうなった。せこく狙っていたのではない） その席へ止せばいいのに某部長と某局長を呼んだ奴がいた。頭に来るといけないので無視したが、局長から話し掛けられる。日程や担当割の話。その局長によると、それらはすべて４Ｆ並びに俺のせいなのだそうだ。●●に何を言ってもしようがない。シビアな反論をして（この問題について反論するとシビアにならざるをえない）、既に少しだけ入っていた酒のせいにされて酒乱の烙印を押されてもつまらないので、あえて黙秘する。だが、社内反省会ではブチ切れることになろう。
９／６木 モニタも１色のみとなり、甲子園でいえば準決勝ぐらい。秋風が吹き始める季節の終わりの風情。
９／５水 ＮＯＴ当番のため、早めに揚がらせてもらい、地元の焼き鳥屋へ。（昨日の火曜日は行き着けが２軒とも定休日だと言ったら、Ｙ．Ｓ氏に、じゃあ今日は行くのですよね、とからかわれた。その読み筋、当たりです） 隣でグラサン＋ボーズ頭でその筋方面としか思えないお方が連れと呑んでいたのだが、「小学生はひざがまだ出来ていないのだから、走らせるのも２０００メートルが限度」とか、どうも話が健全スポーツ系だ。ビビりつつ訝しがってたら、カウンターの中から女将が「この人は今じゃ教育委員会の偉い人だけど、そこの中学校の体育の先生だったのよ」と言う。ちょっと見えなかったな～。で、実際、生徒が組方面に走ってＴＡＴＯＯまで入れたのを、親分さんに掛け合ってカタギに戻したこともあるのだそうだ。それ以来、勤務している中学校が運動会とかイベントをやるたびにその親分が大枚を包んで来てくれたとのこと。職業はなんであれ、本気でやっている心意気が通じるのが任侠道の世界か。とまたまた知らない客と話し込んでしまった。なぜだか気に入られて酒を奢られる。（男の酔っ払いにはなぜだかモテる？） （この後、また別の客が出てきて云々は冗長ゆえ略すが、こっちも相当ヘンだった）
９／４火 午後の閑散の時間帯、Ｍさんから父上が入院されている地元の「Ｋ病院」の評判を聞かれる。俺が生後１０カ月のとき腸重積の手術をした病院がそこだった。どこにあるのか知らなかったので（何せ赤ん坊だったゆえ）、逆に俺のほうから質問する。長谷の大仏の前にあって、斜めに上るエレベーターがあって、展望病室があるのだそうだ。（ちょっとトリックに使えそう） でも、Ｍさん曰く、看護婦さんも医師も少し風情が変わっているとのこと。とても心配されていたが、４０ン年前の手術でもちゃんと治っているのだから大丈夫ですよ、と言っておく。
９／３月 今となっては、校了初日としか思い出せない。（メモはあるのだが走り書きのため自分でも字が読めない）
９／２日 悲しい知らせが入る。ほとんど世界はヤミである。勝負とはいえ、まったく不合理としか思えない。来年の６月はリフレッシュ休暇をとることはもうないだろう。
９／１土 送稿のため出社。つつがなく済み、３ＦのＳＫＨ有志＋巨匠Ｓ．Ｈ氏で軽くのつもりが……。２次会で、激しい酔っ払い同士の十字砲火となる。俺のほうは、俺の言葉足らずのせいだが、もう１組は、疲れているのもあったんだろうけど、なんでこの２人が某人物のせいでこんなに熱くなんなきゃいけないのか……。残念かつ哀れであった。んで、初電。
８／３１金 なんとか９時ちょっと過ぎには来られたが、昨夜のおかげで命からがらである。懸念していた通りＳ．Ｙ氏は沈没。弱いやっちゃ。Ｙ．Ｓ氏に「また潰しましたね」と言われる。前にも俺と呑んだ次の日休んだ前科があったのだ。すいません。夜、Ｍ４はずいぶんお待たせして申し訳なく。その後、昨日とほぼ同じメンツ（メンバー交代は３Ｆ・Ｔ．Ｍ氏out、３部の巨匠Ｓ．Ｈ氏in）でまた行く。「Ｇ大陸」。懲りないなぁ。だから、こういうときに限って…………、お願いだから杞憂であってくれ、とまたまた祈る。その席で、進行Ｓ氏のスッポンプロジェクトを初めて知る。氏はスッポンを養殖するためにマンションを購入したそうだ。で、深夜、帰ってＴＶ付けたらニュース速報は悲惨な事故を告げていた。
８／３０木 ３名で「軽く」と言いつつ「ＩＢどり」へ。後から１部系のみなさんや両御大、どういう訳だか３ＦのＴ．Ｍ氏も合流。データ締め前の日に呑みになるとは、記憶にないぐらい順調ということ。こういうときに限って、大事故が起きるのではとの不安がよぎる。杞憂であってくれ。んで、「まさか明日当番だから行かないですよね」とＹ．Ｓ氏に念を押されていたのを、よせばいいのに同じ沿線の隣の駅で途中下車してＳ．Ｙ氏と２次会。
８／２９水 朝刊にインフレターゲティングの話。政治家が集まって研究会開いてＢＯＪを牽制するとか、どうとか。政策論議は結構だが、あやつがそこにしゃしゃり出ているのを見ると、やはり、そのたんびに不愉快になる。俺は、知識量の多寡で馬鹿利口は判断しない（されたら俺自身も困る）が、自分が知らないことに気付かないのは破廉恥だと思うし、立場をカサに着て物を言うのは不遜だと思う。それで、不遜∩破廉恥というＡＮＤ条件を満たした奴は見ただけでも不愉快なのだ。今の総裁の肩を持つ気は毛頭ないが、あやつの場合、スパゲッティとマカロニの違いどころか、ラーメンとチャーハンの違いが分からないのにチャーシューメンの話を滔々とノベてるようなもんだ。（←なんのこっちゃ、なかなかいい喩えが思い付かない）（選挙が終わってから「選挙中は言わなかったけど、あいつもなかなかいいこと言ってるよ」とコメントした別の某党トップ当選のやつもレベルは同じ）
８／２８火 調査表人力ソート大会になるが、知恵者たちのおかげで１時間弱で復旧す。
８／２７月 たまには呑まずに帰らないと、カネがもたない。
８／２６日 図書館に行き娘の宿題の調べ物を手伝う、とは、夏休みも終わるこの時期、新聞の連載漫画によく出そうなステレオタイプだが、実際そうなってしまったんだからしようがない。その後、帰って１日早いがケーキで誕生日を祝う。
８／２５土 団地の夏祭に何年かぶりに参加、といっても何も手伝うことなく、外に座ってぼーっとビールを呑んでただけだが。何年かぶりなのは、このへんの土曜日に出社しなくて済むのが久しぶりだったせい。自治会とかやら関係で模擬店もたくさん出ていたが、いちばん旨かったのは焼き鳥だった。勝因は、ちゃんとスチロールの箱に入れて保温したことで、やはり焼き鳥は出来立ての温かい奴がよい、とは俺が既に焼き鳥評論家と化している証左である。
８／２４金 うちに帰って見るともなしにＴＶを見ていたら（深夜１時過ぎ）、３ＣＨで猪瀬直樹の「作家の誕生」をやっていた。（深夜の３ＣＨはときどき面白かったりして油断できない） 今回は太宰はんの話。ファンが見てくれと持ってきた日記を、そのまま預かり、パクッて作品にしていたとのこと（「女学生」「斜陽」等）。それって剽窃じゃないの。そのうえ、そのファンが美人だと情婦にしたりもするんだから、まったく羨ましい、じゃなかった、まったくひで～奴だ。（誰の役にも立たない日記を書いてる奴には言われたかないだろうが） 番組のタイトルは「センセーショナルな死」。心中を売りにしてきた太宰はんだが、最後の玉川上水も猪瀬氏の見解によれば本気じゃなかったのをシクったのでは、とのこと。首肯けてしまう。（今でも熱烈なファンの人は怒るかもしんないが）
８／２３木 放課後、戦国物が脳味噌の３０％を占めるＳ．Ｋ氏が、某氏の卓上カレンダー一面に貼られていた付箋を見て「これは魚鱗の陣形である」と評した。別に合戦じゃないが、なるほど鱗みたいに密集しており日付が見えない。あまりの凄さに周辺の方たちも某氏の机に集まる。こんだけぎょうさんあればどうせ分からないだろうと、１枚はがして捨てようとしたら、それはやめるようにと強く押し止められた。生真面目な某氏のこと、位置をずらしただけでも気づくだろうに、それを捨てるとは人間のすることじゃない、と。自分の経験からして、１枚くらいなくなっても分からないんだけどな～。可哀相だからやめとく。（別に某氏に恨みがある訳じゃなくてただの悪戯のつもり） そのあと戦国Ｓ氏およびＯ．Ｙ氏、Ｔ．Ｔ氏と「Ｓ州屋」。
８／２２水 通院していた病院の近くで見つけた蒲田の焼き鳥屋「Ｎんき」へ。（しかし、オヤジの定番とは言いつつ、書いてみると焼き鳥ばっかだな）
８／２１火 別の地元某所でまたまた流通系の話。店の人と客の会話。「（大手スーパー）「Ｊ」は「Ｉ」に社名変更したんだってね」「それって、英会話学校「Ｉ」の系列になったんでしょう」違いは音引きのあるなしだけ。ナイス。格好良かれと凝ってみても受け取る側はこんなもんである。でも、なんでこの会社が、ディスクローズ良い企業で表彰されるの？
８／２０月 地元某所でいきあった客が、建築意匠関係の人で、「Ｆ」に店が似ていると訴えられた大手スーパー「Ｄ」のその店を担当していたとのこと。「Ｄ」の担当者は発注の際はっきり言ったという。「Ｕに似せるようにしてください」 その客が言うには「まあ、裁判は結審まで行かず、どうせカネで和解するんだから、「Ｆ」も「Ｄ」も宣伝のためにやったことだろう」。それは言えるかもしれないが、それにしては勝ち組「Ｆ」のメリットは少なすぎる。追い込まれた「Ｄ」が手段を選ばず必死こいてるのだろう。訴えられても気にせず年内にあと３０～４０店作るそうだ。
８／１９日 とか言っといて自分は一日中寝まくって、怠惰に過ごす。
８／１８土 夜、ＴＶでＡＬＳという治療法がまだ見つからない難病の方のドキュメンタリーを見る。意識ははっきりしているのだが、だんだん身体が動かなくなり、最後はまばたきさえ出来なくなる。まったく身体を動かせないゆえ外部とコミュニケートする手段がないのだがそれでも意識は存在し続ける、というのは、相当耐え難い。自意識とそれを受容する（orまったくしない）他者との関係も考えてしまう。ＴＶに出てきた方は、頭に巻いたバンドで脳波を感知してＹＥＳ／ＮＯの意志表示をしていた。奥さんが５０音を読んでいき１字１字選んでいく。辛いことだが、がんばってほしいし、早く治療法が見つかることを祈る。
８／１７金 地元のもう１軒の焼き鳥屋「Ｍ鳥」へ。カウンターしかない汚い店だが、千駄木「Ｔ」で幻と化してしまった胡麻塩のレバ刺しが出る。やって来た地元の常連が言うには、「この店は４０年、子供の頃から知っている」とか。女将も「そんな昔のこと…」と言いながら嬉しそうに合いの手を入れる。常連とその連れは、タイル関係の職人らしい。今の親方は息子の代になってから図面にばかりこだわりやがって、図面通りやったら端が余るじゃねーか、ったく現場を知らないとか、どこの職場でもありがちなことを、愚痴じゃなくて笑いながら話す。俺はカウンターの隅にひとりでやっていたのだが、店が狭いゆえ話し掛けられるともなく気軽に会話が始まった。やがて昔話となり、連れの方は集団就職で出てきて、そこで知り合って、一緒に先代の親方に付いてよく奢ってもらって、この親方は金払いもよくって、こんな小さな町にも２つもあった映画館に通いつめて、川崎の駅のほうでいろんなことして遊んで、そのころは身入りもよかったので出たばかりのスポーツカーを買ったんだが、そいつをまだ砂利道だったあそこの道で引っくり返して、とまあこれも楽しそうに話す。とりとめがないが、ここは川崎、高度成長時代の佳日、京浜工業地帯の真ん中で若者は燃えていたのだった、と勝手に感慨にふける。帰り際にいつもはポケットに入れている財布が見つからない。３カ月連続で定期・財布を落としまくっている３ＦのＩ氏の二の舞かと血の気が引く。あきらめて名刺を出そうとしたら、かばんの中にあるのが見つかる。かばんにしまった記憶はないのだが、落としたのが道端でなくて、大いに安堵する。
８／１６木 Ｋ．Ｋ氏と「Ｓ材屋」へ。お盆なのに満員。土瓶蒸しがメニューにあった。もう秋なんだにぃ～。んで、典型的オヤジリーマンの愚痴話となる。それを、あ～ヤダヤダと互いに慰め合う。 Ｋ氏が好みのチューハイ系がないゆえ、ワインになり、俺も付き合う。結局２本空けた。
８／１５水 ダブルはきついっす。という訳で終電。
８／１４火 つーわけで、日銀が量的緩和を拡大した（ブタ積み増やして利くのかね～）。株価の掲示板を見ると、やっぱ金融政策だ、先の参院選某党比例代トップ当選の奴が言う通りだ、というのがあった。みんな騙されやすいのね。こやつはエコノミストどころかはっきり言って経済に関しては×痴である。これら２つの違いが分かんない奴に経済政策をどーのこーの言わせてるようじゃもう日本も終わりだと思う。（こと経済に関してのみで、こやつの他の得意分野や介護のことは関知しないし腐す気もない） 夜、Ｓ．Ｋ氏とディス・パスタじゃなかったアンチ・パスタ。 関連記述はこっち （この当時記述したもので後からツクッたものではない）
８／１３月 地元の焼き鳥屋に久しぶりに行く。女将さんの息子さんが、「Ｙ高」と書くと違う学校になるので実名で書くと、横浜高校出身でよく応援していたとかの話を聞きつつ、店のＴＶでこっちも久しぶりの「熱闘甲子園」を見る。「一生懸命やってっていいわね～」と女将はしきりに感心するが、俺としては、ＴＶ局はやっぱ臭いぐらいに作り過ぎんだよなぁ～、と思う。
８／１２日 体重が大台に乗ってしまったのを発見。ちょっと絞ることにする。（どこを？）
８／１１土 特記事項はあるにはあるが、それは秘密（うそ、秘密にしたらパブリックにすんな）。
８／１０金 以前より聞いていた西池袋の臓物を出す店へ、常連と化したＹ．Ｔ氏および発見者のＦ．Ｈ氏に連れられて。地下の狭い店を想像していたが、実際は１階にあって、カウンター席、客席とも結構多くて広い。店構えは中華風、古臭いけどそれなりの風情がある。天井の梁に「福」がさかさまに書いてあったが、さかさま＝倒＝到で、福が来る意との由。（ｂｙ Ｆ氏）９０近いばあさんとその縁者（←これもばあさん）がやっている。Ｙ氏、Ｆ氏は勝手知ったるなんとやらで、店の冷蔵庫から自分でビール・酒を持ち出す。豚足、胃は出てきたが、Ｙ氏所望のカシラは出てこない、その代わり頼みもしない豆腐スープが出てきた。勘定の段で、「カシラが出来なくてごめんね～」と言ってたから、知ってたけど面倒だからパスされたようだ。ばあさんゆえ、客の注文に対応できない且つ対応する気もなし、というのがこの店のルール。と書くと、なんつー店かと思われるかもしれないが、常連はみな慣れており、年寄りのわがままを楽しんでいる。確かに面白い店だ。出てきたものはみな旨かった。２軒目は、たばこを買いに途中でいったん店を出たＹ氏が感激しつつ「道にいるからお二人も見に行けば」と薦めた色っぽい格好のご婦人が客引きしている店に寄ることもなく、ズージャ系の店に行く。出た学校の傍にこんな店も出来たんだにぃ～。缶入りコンビーフ、マヨネーズ付き。んで、終電。
８／９木 長きにわたって休筆していたが、また始めようと思う。今日、俺の日記の師匠である若きＯＢ・Ｓ．Ｔ氏が、半年ぶりに日記を再開してるのを発見、触発されたからだ。転職後、氏の環境は大きく変わったが、芸風は相変わらずで、久しぶりゆえ懐かしくも面白い。（確かにありゃひどいが、ＥＲフリークはやめないでね） 再びネタ切れの惰性に陥るかもしれないが、昼休みにゲームしかやらないのもあほくさい（もう飽きた）し、まったく書かなくなった文章も、落書き程度でも書いたほうがいいような気もする。自分の記録もとっておけば、やがて役に立つかもしんないしね。 それにつけても、マンモス西は羨ましいぞっ、と。おめでとう。
２０００／１１／２３木～２００１／８／８水
ずいぶん休んだもんだ。この間のあらすじはなし。